絶縁抵抗計JIS規格JIS C 1302:2018は、2025年にJIS C 1302:2025に改正されました。
この改正では、製品への定格対地電圧および測定カテゴリの表示等に関する要求を追加し、対応国際規格との整合性が図られました。また、引用安全規格を最新版へ更新することで、安全性の向上が図られました。
主な改正点は、次のとおりです。
- 定格測定電圧を満たす際の最小絶縁抵抗値について、市場で使用頻度が高い用語である「定格表示値」が新たに定義されました。
- 対応国際規格の規定変更に伴い、動作不確かさ(B)の算出式が下記のとおり変更されました。

- 対応国際規格との整合を図るため、測定カテゴリの要求事項について、旧規格ではカテゴリⅡ以上とされていたものが、配電系統の測定をおこなう機器はカテゴリⅢ以上、電気機器の測定をおこなう機器はカテゴリⅡ以上の定格とされました。
- 対応国際規格の要求事項との整合に伴い、測定端子の表示要求事項について、旧規格の要求に加え、定格対地間電圧の値および測定カテゴリの記号を表示することが追加されました。
- 製品の安全確保を目的として、端子が危険な活電状態となる場合には、少なくとも次の3種類のハザード指示器のうち1つが備えられるという要求事項が追加されました。
(ア)赤色で点灯または点滅するライト
(イ)可変の可視指示器(画面表示されるマーク等)
(ウ)ブザー - 製品の安全確保を目的として、放電中の動作に関し、放電時間の制限、ハザード指示器の動作および放電電圧表示(電圧表示機能がある場合)の要求事項が追加されました。
- 対応国際規格の要求事項に整合させるため、製品の表示項目に、測定対地電圧および測定カテゴリが追加されました。
- 対応国際規格の要求事項に整合させるため、操作説明書の記載項目に、試験対象物の静電容量の最大許容値、機器の使用目的、放電時間、試験対象物の関連容量が追加されました。
- 旧規格の解説に記載されていた定格測定電圧に応じた主な使用例(解説表1)は、使用者の利便性を考慮して、内線規程JEAC-8001-2022および自家用電気工作物保安管理規程JEAC-8021-2023へ掲載が移行されました。
