デマンド測定
デマンド契約について
デマンド契約とは電力会社が設置した記録計(デマンド計)が記録した30分間の最大電力から電力の基本料金を決定する電力会社との契約です。
仮に年間500kWで契約していて1月15日の30分間の最大電力600kW(500kWに対して100kW超過)がデマンド計に記録されると、どんなに節電をしても2月から1年間は600kWの契約になり、基本料金が高額になります。1年後の2月の時点でデマンド計に300kWを使用すると、300kWの契約になりますが、3月に600kW使用すると、また1年間は600kWの契約になります。これを防ぐために大規模工場等ではデマンド監視を行っています。
また、上記の場合で600kWから300kWで契約できたとすると効果は
(600-300)×1kW(単価)×力率=節減金額(効果)が求められます。
KEW 6305/KEW 6315のデマンド測定機能
KEW 6305/KEW 6315を使用することによって目標(契約電力)設定した電力を超えないように使用状況を簡易的に監視することが出来ます。但し、電力会社の設置したデマンド計と本製品とでは、タイムラグがあるため完全に一致はしません。本製品のデマンド測定機能を使用して決められた時間内の最大電力を記録しておくと電力の管理に最適です。