実効値(二乗演算回路=RMS:Root Mean Square)
サイリスタおよびインバータ制御等の省エネルギー設備により高調波成分を含み歪んだ電流波形の測定をした場合、平均値形測定器は真の実効値形測定器と比べ 測定値に誤差が生じることがあります。歪みが多い回路には実効値形測定器をご使用下さい。(商用周波数:正弦波 (50/60Hz)に歪が生じていなければ、実効値タイプ平均値タイプ共に同じ測定値を指示します)
RMSタイプの測定器は、瞬時瞬時の波形を内部演算していますので、歪んだ波形の真の実効値測定が可能です。(ある波形の瞬時値の二乗を1周期間で平均した値の平方根を実効値といいます)
上記はサイリスタ制御のモータ負荷を測定したものです。
真の実効値タイプの測定器は7.9Aを指示するのに対して、平均値タイプは5.6Aを指示します。